犯罪・刑事事件の解決事例

【校了したものを制作したが代金支払い拒否】【出版・編集の制作過程を知らないとわからない事件】

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由井 照彦 弁護士が解決
所属事務所KOWA法律事務所
所在地東京都 中央区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

依頼会社はパンフレットのデザイン・制作会社。ある企業の広告パンフの制作を請負い完成したが、納品後に「要求した修正がなされていない」と言われ、代金全額の支払いを拒絶され、ひたすら依頼会社の担当者を非難するばかりで話合いにならなかったため、ご相談・ご依頼となりました。

解決への流れ

話合いになっていないことから、すぐに訴訟を提起しました。相手と直接やりとりをしていたのが編集者・デザイナーではなく、営業担当者だったため、相手の指示が行き違っている可能性を考慮して、複数回綿密なヒアリングを行いました。その上で依頼会社内に残っていたゲラ(相手方の指示が記載されている)をすべて事務所に送ってもらいゲラ上での指示と修正の対応関係をすべて洗い出し、最後の指示についても指示通りに修正されていることを確認し、裁判で主張・立証しました。裁判所からも当方の請求が認められる旨の心証が開示され、勝訴的和解が成立しました。

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由井 照彦 弁護士からのコメント

制作物請負契約はいわゆるオーダーメイド制作であるため、客と制作者との意思疎通がどのようなものであったかを解明することが紛争解決の第一歩です。そのためには、当該制作分野(本件ではデザイン・出版業)の「常識」「取引慣行」を基礎に、客先と直接接していた担当者の属性ややり取りの手段、修正についての要求と修正結果が対応しているか?等丁寧なヒアリングと専門知識が必要です。