犯罪・刑事事件の解決事例

区分所有者の理事会に対する過度な要求への対応

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会田 岳央 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人シティ総合法律事務所東京オフィス
所在地東京都 渋谷区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

大規模マンションの管理組合から、長年にわたり区分所有者の1人から大量の要望書(年間約100通)が送られてきて対応に追われて困っているとの相談を受けました。その区分所有者と理事会との対立は根深いようで、要望の内容はそのほとんどがとるに足らないものや、重箱の隅をつついただけの生産性のないものでした。

解決への流れ

大量の要望書を送りつけてくる区分所有者に対し、弁護士から内容証明郵便を送り、要望毎に、「理由がない」「今後の検討課題とする」、過去の大量の総会議事録の閲覧請求に対しては「あまりに量が多いので事務処理の都合上閲覧させられない」、「そもそも要望書に対しては個別に回答をする義務はない」など、実質のない形式的な回答を行う(実質的な回答をしてしまうと、さらに相手方に主張の機会を与えることになるため。)と同時に、大量の要望書の送付は明らかに理事会、理事個人の業務を妨害する意図で行われているとみられるため今後も同じ傾向が続くようであれば損害賠償を請求する旨を通達しました。その後も経過をみておりますが、内容証明送付後は相手方も警戒しているのか、以前のような数の要望書を送ってくることはなくなったようです。

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会田 岳央 弁護士からのコメント

マンション内部の区分所有者と理事会の対立は、この事例のように生産性のない嫌がらせを生んでしまうことが多く、対応に疲弊している理事の方々も多いことと思います。もっとも、嫌がらせを行ってくる者は、そのほとんどが実際は訴訟等を戦う覚悟のない、暇な時に簡単にできる嫌がらせだけをしてくるような者です。そういう者を相手にするのであればこれまでの経験上弁護士からの内容証明郵便が功を奏することが多いですので、理事の皆様の貴重なプライベートの時間を守るためにも、弁護士の利用をご検討されるのも1つの方法かと思います。